1989-12-01 第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第5号
○参考人(前田喜代治君) 清算事業団の土地の処分でございますが、国鉄関連の改革法の御審議の段階で、かなり国鉄の土地の処分につきまして公正さを保つにはどうしたらいいかという御議論を種々いただいた上で現在の法の枠組みができておりまして、私どもの土地の処分につきましては事業団法で公正さを保つために競争入札が原則であるということになっております。 ただ、例外的には随意契約で、省令で定める範囲で認められておるというのが
○参考人(前田喜代治君) 清算事業団の土地の処分でございますが、国鉄関連の改革法の御審議の段階で、かなり国鉄の土地の処分につきまして公正さを保つにはどうしたらいいかという御議論を種々いただいた上で現在の法の枠組みができておりまして、私どもの土地の処分につきましては事業団法で公正さを保つために競争入札が原則であるということになっております。 ただ、例外的には随意契約で、省令で定める範囲で認められておるというのが
○参考人(前田喜代治君) ちょっと戸山云々という話、私も承知しておりませんが、国鉄時代の土地をJRが引き継いでいる土地もございますし、それから清算事業団が引き継いでいる土地もございまして、私ども今申し上げましたのは、清算事業団として処分対象用地になっているという土地でございまして、これについてはイベント等でお使いいただいているのもございますし、劇団でお使いいただいているのもありますし、ただ先ほど申し
○参考人(前田喜代治君) 土地の貸し付けは各種ありまして、イベント等にお貸しするのとか、あるいは駐車場にお貸しするのとか、工事材料置き場に使うとかいうのがありまして、数はかなりの数に上っているはずでございまして、今先生おっしゃいました数字を私直接ちょっと把握しておりませんが、国鉄時代は先ほど申し上げましたように土地をかなり事業目的に使っている土地の余裕使用だということで長期にお貸しする。とりあえず使用承認
○参考人(前田喜代治君) 国鉄時代には国鉄の用地で事業目的に従って使っている土地、あるいは将来事業用に使うような土地でございまして、そういったものが暫定的に使える場合には部外の方にお貸ししていたということでございます。 それから清算事業団になりましてからはちょっと土地の性格が変わっておりまして、国鉄時代とは違いまして処分対象用地ということになっております。したがいまして、私どもは膨大な負債をしょっておりまして
○参考人(前田喜代治君) 今御指摘ございました土地は、下関市にあります彦島長崎宿舎といって、国鉄のかつての職員用の宿舎でございまして、これを本年に売却をいたしまして、その際に、この売却いたしました土地がさらに転売をされまして別の業者の手に入ったということでございます。 当初売却いたしますときは、御指摘のように、風俗営業並びに風俗関連営業につきましては五年間の禁止条項を設けておりますが、転売されますとその
○参考人(前田喜代治君) 事業団が六十二年度に発足いたしまして、土地を承継してこれを処分して債務償還に充てるという役割でスタートしたわけでございますが、私どもそういう意味で諸般の準備を整えまして六十二年から全力を挙げて処分を進めているところでございます。 事業団の土地は、まずいろんな権利関係がございますからこういうものを整理したり、あるいは鉄道施設がまだ残っているのがありますからこういうものを撤去
○前田参考人 これは現在鋭意各委員会において議論を詰めていただいておりますが、単に私どもが案をまとめてまとまるというものでもございませんし、もともとが、現在まだ鉄道の基盤整備といいますか、上の工事をやりまして土地をあげているような工事進行中の場所もございます。それから、ほぼ更地に近くなったようなところもございますが、まだいろいろな意味で進行中のところでございまして、できるだけ早く御答申をいただくように
○前田参考人 事業団が引き継ぎました跡地の中には大変大規模な土地がたくさんございます。これは一部は、これは当然のことでございますが債務の償還に充てるというのが一つの目的でございますが、同時に、やはり大変大きな土地でございまして、貴重な空間ということで地域の利用等について調和のとれたものでなければいけないというようなこともございまして、私どもの資産処分審議会の中に土地利用総合部会というのをつくっていただきまして
○前田参考人 清算事業団が六十二年に発足いたしまして、膨大な債務と同時に土地を引き受けたわけでございますが、この土地の処分によりまして債務を償還するという役割を担ってスタートしたわけでございますけれども、たまたまちょうど地価問題が非常に厳しいことになりまして、私ども当初六十二年度は約三千億の収入見込みというのを立てて、売却見込みを立てておりましたが、実際に処分ができましたのは千三百二十九億ということでございます
○前田参考人 建設の具体的な計画につきましては、契約、売却いたしました当時に、こういう形でつくりたいというお話を伺っておりまして、その後多少おくれているというようないろいろな情報もありますので、私の方は市に対しまして具体的な進行状況についてどうだという感じの照会をいたしております。かなり一般的な話での回答をいただいたことはございますが、詰めた形で具体的に どこまで進行しているかということについてさらに
○前田参考人 先ほど申し上げましたように、先生のおっしゃるような形で、現在のところまだ具体的な工事は目に見えるような形では進んでいないと承知しておりますが、市の方で工事を進めるに当たっての計画をいろいろ練っておられると承知しておりまして、私ども先ほど申し上げましたが、具体的にどんな進行状況かということについて市の方にいろいろ照会をしているところでございます。
○前田参考人 ただいま御指摘がありました。地の中でC-2というところにつきましては、コンピューター学校が最近できたと承知しておりますが、ほかのところは具体的に市の方で建設の計画をお進めになっている状況のようでございまして、私どもも具体的に進行状況がどういう感じかということについては、再三御照会をして、今も市の方へ実情を照会しているところでございますが、現実には、目に見える形ではまだ余り具体的な工事が
○参考人(前田喜代治君) 解体の万は、事業団の方からJR各社に発注いたしまして、費用を払って解体をしてもらうという仕組みになっております。
○参考人(前田喜代治君) 清算事業団といたしまして、約一万八千両の車両を国鉄から引き継いでおりまして、それは逐次解体をする、あるいは部外に売却する等の手続をとっております。 六十二年度実績といたしまして、解体の方でございますが、約五千百両解体いたしました。順次解体の作業を進めてまいりたいと思います。
○前田参考人 価格につきましては、先ほど運輸省の方からも御説明がございましたように、取引事例あるいはいろいろなところの公示価格その他のデータをもとにいたしまして、当該用地の位置する場所、土地柄あるいは土地の画地の形あるいはその土地の質等、あるいは大きさとかいろいろな要素がございまして、単に公示価格そのものと比較するというのではございませんで、その間にいろいろなものと比較をいたしまして適正な価格を出しまして
○前田参考人 奥戸の用地につきましては、昨年の九月に葛飾区の方から購入の御希望がありまして、私ども法令上、随意契約でお譲りする場合に、はいろいろ条件がございますので、その辺の条件に合っているかどうかというようなことを検討させていただきまして、十二月の十六日でしたか、資産処分審議会に諮りまして、売却についてはオーケーという御了解をいただいております。 その後、私ども部内的ないろいろな手続あるいは土地
○前田参考人 当然のことでございますが、そういった差別扱いということは一切ございませんし、またそういうことが現にありませんので特に指導するということもないわけであります。
○前田説明員 今お話がございました建設仮勘定の中に、実際には財産としてはできておるけれども使ってないものというものと、それから実際には現在まだ工事中のものであるというものがございます。工事中のものの中には、一部工事を凍結しておるものもございます。
○前田説明員 昨年度償還いたしました元本でございますが、一兆三百四十九億でございます。 それから、先ほどちょっと私、損益勘定といいますか、国鉄の損益で負担した利子と申し上げましたが、そのほかに建設期間中の利子でございますとか、あるいは債務整理特別勘定で払いました利子等もございますので、それを入れますとさらに一兆六千億ぐらいの利子を払っております。
○前田説明員 昨年度、私の方の損益勘定で支出いたしました利子は、若干の取扱諸費も入っておりますが、一兆二千百九十九億でございます。
○前田説明員 御指摘の五十年の数字でございますが、五十年度は累積赤字が三・二兆円ございます。そのうち資金不足が一・四兆円ございます。したがいまして、残りました一・八兆と、それからその他の設備投資等に、増強等に向けられました三・六兆、合わせまして五・四兆というのが事実上設備投資に向けられた、こういうふうに推定できます。 それから五十四年でございますが、資金不足によりますものが三・六兆、それから償却費相当分
○前田説明員 六十年度末の債務額でございますが、その中でどういうふうに各機関から借りているかということをちょっと御紹介申し上げたいと思いますが、まず六十年度末の債務残高は、債務整理勘定にございますものを含めますと二十三兆五千六百十億ございます。このうち大きいのは、債務整理勘定、特別勘定と言っておりますが、棚上げ勘定に約五兆三千億ございます。これは、借り先は運用部、それから一般会計でございます。 それから
○前田説明員 財務諸表に表示いたしております土地は、それぞれ取得年度別に取得した原価で表示いたしております。それから、財務諸表以外に建設仮勘定にも若干の土地がございますので、全部足しますと今の御指摘よりも多少ふえております。
○前田説明員 決算の表で御指摘のように二通りございまして、一つは経営改善計画の収支目標というものに対してその結果を示したものでございます。これは、一つの考え方は、幹線系それから地方交通線系等に分けまして、とりあえず六十年までにどのぐらいのことができるかということで示した表でございます。その間、東北新幹線等につきましては、まだ開業当時の大変な資本費の圧迫がございますので、それはとりあえずはちょっと別系
○説明員(前田喜代治君) お答えします。 国鉄の工事経費の決算額でございますが、五十七年が八千八百億、五十八年が七千五百億、五十九年が六千四百九十億といったところでございます。
○説明員(前田喜代治君) ただいま先生おっしゃいましたこの資料に基づきまして、ここで拝見さしていただいたわけでございますが、ちょっと具体的なその将来想定につきましては、ちょっと詳細に後で見せていただきたいと思っておりますけれども、一般的に申し上げますと、修繕費といいますのはいろいろな施設の利用状況との絡みもございますし、それから施設の強度、基礎となります設備の状況等にもよります。したがいまして、いろいろな
○説明員(前田喜代治君) 五十九年度末で国鉄の債務が二十一兆八千億ございます。ちょっと端数をとりまして申し上げますが、その間国鉄の累積欠損金でございまして、これが累積赤字でございますが、これが十二兆三千億、累積欠損のうち本当に償却前の赤字といいますか、運営資金の不足によるものが約七兆八千ございます。したがいまして、まず借金が、一部借金と欠損金と相対しましてこれに充当されたろうというふうに考えますと、
○説明員(前田喜代治君) 六十年末の債務残高でございますが、まず一般勘定といたしまして十八兆二千四百九億でございます。その中には、長期借入金といたしまして、これは資金運用部ですとか、あるいは簡易保険局等からお借りしております、いわゆる政府関係からお借りしておりますお金が約七兆五千六百二十五億ございます。そのほか民間からの借入金といたしまして五千八百五十億、その他は鉄道債券でございまして、十兆九百三十四億
○説明員(前田喜代治君) 六十年度につきましては、ただいま決算を締めているわけでございますが、長期債務の残高につきましては二十二兆五千六百九億円と見込んでおります。 それから六十一年度末の長期債務残高でございますが、これは二十五兆八百四十六億円の見込みでございます。
○説明員(前田喜代治君) 財産目録に出ておりますもののほかに建設仮勘定の中に土地がございますので、私先ほど申し上げましたのは、それを含めまして申し上げた次第でございます。
○説明員(前田喜代治君) 土地の面積が六万六千五百八十六ヘクタールでございまして、土地の価格が八千九百六十八億でございます。
○前田説明員 そのとおりでございます。
○前田説明員 それでは、全体を申し上げますが、国鉄の長期借入金は、大きく分けますと一般勘定と特別勘定に分けておりまして、特別勘定の方がさっき申し上げました棚上げの五兆五百九十九億でございますが、戻りまして、一般勘定について申し上げますと、一般勘定で六兆九千百三十億というのがございます。これは政府からお借りしているお金でございまして、そのうち借入先を分けますと、資金運用部からは六兆九百六十九億でございます
○前田説明員 運用部からの長期借り入れでございますが、今お話しございました特別勘定に入っています五兆五百九十九億のほかに、国鉄の一般勘定の方で借り入れております資金運用部からのお金が六兆九百六十九億でございます。
○前田説明員 また国鉄の分だけで恐縮でございますが、国鉄のこの投資の財源といたしましては、借入金の要素が大変多いわけでございますが、初めのうちは自己資金もございましたし、政府出資あるいは施設整備に対する政府の助成措置等もございまして、その他一般的に、運営費の不足等に対する国鉄の借入金もございますので、特に設備投資として借入金を銘柄別に当てはめるということをやっておりませんので、国鉄全体で、これは設備投資
○前田説明員 鉄道建設公団の方の工事残高は後で御報告申し上げますが、国鉄の設備投資に絡みますこれまでやりました投資額でございますが、お話ございましたように、三十二年以来、老朽施設の取りかえですとか輸送力の増強あるいは東海道・山陽新幹線の建設、大都市圏の通勤対策といったようなことをやってまいりまして、この間、三十年間に設備投資総額で約十五兆三千億になっております。
○前田説明員 特定債務以外に資金運用部からお借りしておりますのが六兆九百六十九億でございまして、五十九年度の利子額が四千七十五億でございます。そのほか簡易保険局から七千三百五十八億ほど借りております。五百六十四億、これは五十九年度の支払い利子でございます。その他一般会計から八百三億お借りしております。利子が十一億でございます。 以上でございます。
○説明員(前田喜代治君) 東京駅ですが、二十二・七ヘクタール、簿価額が五億六千二百万円、それから札幌駅ですが、十・一ヘクタールで二億四千六百万円でございます。大阪駅ですが、二十六・七ヘクタールで九億一千二百万円でございます。神戸駅は七・五ヘクタールで一億一千七百万でございます。
○説明員(前田喜代治君) これは設備投資計画の中に、全体の輸送基盤の強化ですとか、あるいは車両の取りかえですとかあるいは輸送力増強ですとか、こういった項目に入っております中にそれぞれ組み込んでおります。
○説明員(前田喜代治君) これはまず、先生御指摘のように、若干車両が古くなっております。決してこれは危険だとかそういうことではございませんけれども、比較的に、例えば北海道ですと気動車が古いとか、それから九州ですと若干電車が古い、経年がかかっているというようなこともございまして、車両の取りかえあるいは一般的に架線とかあるいは施設の取りかえ、架線改修とかあるいは老朽といいますか、多少古くなった建物を取りかえるとか
○説明員(前田喜代治君) ただいま御審議いただいておりますが、三島対策、三島に対する設備投資の額といたしまして約六百億程度を……